November 02, 2009

実る。

20091102124834

きのうは、一日遅れのハロウィン。

かぼちゃマフィンに

ハロウィンモチーフの

かぼちゃクッキーでデコレーション。

20091102124857 こんな風に仮装もしたりして

とっても盛り上がり

楽しい時間になりました。20091102124924

ノリノリで、盛り上がるGIRLS&

訳も分からず乗せられる、BOY?

ちなみにハルは、

「ハロウィン」とはおばけの名前だと信じてます。

******************************

20091010102311

運動会のこと。

コトは、当日はさかあがりものぼり棒も

ちゃんとできませんでした。

でも、その後も毎日練習をして

のぼり棒はしっかり上まで登れるように。

そして今、さかあがりも特訓中です。

種をたくさん蒔くこともたいせつだけれど

たったひとつの種を、しっかりと育てていくことが

ほんとうにたいせつだと、教えてもらった気がします。

私も、水やりを怠らずに、実らせていかなくては。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

September 17, 2009

Put Your Records On

1278794422_52s

いつの日も

あなたに○や×などを

つけることなく

見守っている

いつのまにか、9月。

世界につながっていることを思い出すような空だ。

空の青さが、変わった。

もう、夏の群青色ではなくて

露草のような色になっている。

保育園では運動会の練習がはじまっていて

毎日こどもたちが大騒ぎで取り組んでいる。

コトは、鉄棒が苦手。

そして、のぼり棒も。

今年は年長さんになって

運動会ではさかあがりとなわとび、

跳び箱とのぼり棒に挑戦する。

ずっとできなくて悩んでいたさかあがりは、

「一回だけできたよ」と

昨日のお迎えの時に照れくさそうに教えてくれた。

毎日毎日、朝からお迎えの時間まで

鉄棒にはりついて練習していたことも

その小さな手のひらにできたいくつかの豆のことも

知っているから、なおさらうれしくていっしょに喜んだ。

20090915093712

少しだけ離れて

そっと見てるから

勇気をだして咲いてごらんよ

でも今朝、運動会用の鉄棒が置かれ

のぼり棒が設置されているのを見たとたん

コトの顔がみるみる曇っていった。

「できるようにならなくちゃいけない」

というプレッシャーに押しつぶされそうで。

とうとう泣いてしまったコトを抱きしめて

背中をさすりながら、私はこどもの頃を思い出した。

鉄棒はできたけれど、ずっとずっと泳げなかった。

毎年夏になると中耳炎になっていたせいもあって

プールに入るのが怖かった。

水に浸かるのが怖かった。

つま先立ちでプールの床を蹴って進むけれど

背が低いから、足がつかない場所へ行くと

溺れそうになって、顔がひきつる。

プールなんてなければいいのに。

そんな風に思ってしまうくらい、嫌いだった。

1278794422_253s

だいじょうぶ

あなたの中の小鳥なら

私の腕で休んでいます

この世界には 

ふたつの種類のことがある。

できなければ困ること

できると楽しいこと

あの頃の私は、

水の中にいる楽しみを

まったく知らなかった。

潜ったときに見える、空気の粒や

ぼやんと歪んだ不思議な世界。

水面から見上げる、おひさまの光。

それに気づいたのは、ずっと後のこと。

コトにとってのさかあがりも、同じかもしれない。

さかあがりは

できなければ困ることじゃなくて

できると楽しいことだ。

あの世界をくるんとひっくり返したような

どこかに身体を忘れたようjな

不思議な感じを知ってほしい。

ただ、それだけだ。

ぶらんこだって なわとびだってそう。

世界はいろいろな遊びがいっぱいで

どんなことで遊ぶか迷ってしまうけれど

自分の身体でしか味わえないあの感じを

いくつも持っていると、楽しいから。

でも、たくさんあればいいというものでもない。

自分だけの世界をつくることが大切だから。

Corinne Bailey Rae

Put Your Records Onという曲がある。

この歌のように、あなたはあなたのままでいい。

そのまま、自分らしく進んでいってと伝えたい。

できないことがたくさんあっても

あなたはあなた。

できたら楽しいことを見つけて

どんどん歩いていってほしい。

何度も転ぶから、遠くへ行けるんだから。

秋の空は、そう教えてくれている。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

July 24, 2009

月とミント

1234812445_114

いつまでも

溶けない

薄荷ドロップが

胸にあるから

泣きそうになる

6月3日の夜、祖母が旅立ちました。

90歳。

昨年の秋に、卒寿を迎えたところでした。

大正時代に生まれて、

満州で母を産み、財産すべてを置いて

命からがら引き揚げてきて

祖父と共に母、叔父、叔母を育てて。

幾度も転勤した祖父を支えて

50代で保険外交員の試験に合格したり

俳句やカラオケ、ゲートボールをたしなんだり。

80を過ぎてからパソコンや携帯メールを覚えた

元気なスーパーおばあちゃんを、

私たちは「はっちゃん」と呼んでいました。

いつもおしゃれで、すっと背が伸びた

可愛い花のようなひとでした。

Torukokikyou1

膝が少し、そして

心臓も少しだけ悪いという他には

とても元気で、活動的だった祖母が

身体の異変を感じたのは、4月のこと。

おなかが痛んで、あまり食欲がない。

そんなはじまりでした。

いくつかの病院を回り、検査を受けると

膵臓がんだということが分かり

共に暮らしている叔父たちは愕然としたのです。

1988年に亡くなった祖父も、同じ病だったから。

4月下旬に入院となり、

私たち孫にも伝えられたその病名に

みんな、空を仰ぐしかありませんでした。

大阪に住む祖母のもとに

私がお見舞いに行ったのは5月のこと。

若葉がきらめく大好きな季節なのに

重い重い雲が立ちこめている心を抱えて

母と新幹線で駆けつけた病室には

やつれた祖母の姿がありました。

苦しそうに眠る顔を見つめることしかできず

それでも、帰る間際にはお粥を少しあげることができて。

ゆっくり、一口ずつ匙を差し出す私に

「ちゃんと、ごはん食べてんの?」

そう尋ねた祖母は、以前のように

孫や子を気遣い、人のことばかり気にしている

優しい優しい祖母のままで、泣きそうになりました。

「うん。ちゃんと食べたよ。おばあちゃんも、食べてね。

もう少ししたら帰るけど、また来るからね。

こどもたちもみんな、応援してるから。またね」

そう言って手を握ると、うんうんと強く頷いて

力強く手を握り返してくれたはっちゃん。

「またね」と言ったのに、再会はかなうことなく

6月5日の夕刻から、通夜に駆けつけたのです。

棺に横たわる祖母は、おっとりとした顔で

私たちを迎えてくれました。

次の日、告別式に向かう車の中で

「はっちゃん、起きてるかもしれないから

 なんか食べるもの買っていってあげようか」

というハルの言葉に、胸が熱くなりました。

「眠っているみたいだね」と祖母の姿を見て

私が言った言葉を覚えていたのでしょう。

別れの儀式を済ませ、帰途に着いた私たち。

それを見守るかのように、空に浮かんだ月。

1234812445_198「お月さまの中から、はっちゃんがみんなに

 『がんばれー』って言ってるよ」

というハルの言葉に、みんなで黙って月を見て。

忘れられない水無月のできごと。

こどもたちの心にも、この月はきっと消えないでしょう。

胸の中の薄荷ドロップみたいなさみしい気持ちと共に。

いつまでも消えることのない甘い月 やさしい光を忘れないから

| | Comments (2) | TrackBack (0)

May 20, 2009

フェリシモ文学賞。

20090512132128

ある日

私の手元に

届いた封書。

それはとても、突然で。

「品名・荷姿」を見て、驚く。

20090513184003

入っていたのは、

一冊のすてきな装丁の本。

「ゆれる」という本。

それは、応募していた

フェリシモ文学賞の入賞作品集。

第12回になるこの文学賞への投稿は

もう、3回目になる。

今回のお題は「ゆれる」。

なかなか書きだせずに、

半ばあきらめかけていたのだけれど

締切の9月30日になって

ふつふつと湧いてくるものがあって

必死で形にしていった。

「もう間に合わないかも」と

弱気になっていた私を励ましたのは、ヒナ。

当時小学3年生だった長女に

「えー、だいじょうぶだよ。がんばって!」

なんて諭されて、必死に直して印刷。

そして、封筒に宛名を書き、切手を貼って

ヒナに自転車でポストまで投函してもらった。

帰ってきたヒナにお礼を言いながら、

書ききることができた。出すことができた。

そんな達成感でいっぱいだったことを覚えている。

*  *  *  *  *  *  *  *

年明けに連絡がなかったので

入賞はあきらめていた。

なのに、思いがけず連絡があって

作品集に掲載してもらうことに。

 20090513184104_2            

こんなすてきなイラストを

添えてもらって

自分の書いたものが、本に載っている。

とてもとても不思議で、くすぐったい。

20090513184158

原稿用紙5枚分の

その小説のタイトルは

「赤い電車は歌い出す」。

私自身が大学時代に通学で毎日乗っていた

赤い名鉄電車のことを思い出しながら書いた。

そして、くるりの赤い電車へのオマージュも。

大賞、優秀賞の方はもちろん、

ぎゅっと日々の思いがこめられた小説たちは

とてもまぶしくて、深いものばかり。

「ゆれる」というお題に合わせて

揺れる女心や、故郷への思い、UFO襲来まで

様々に描かれた世界が、30も集まっている。

そのひとつに加えてもらえたことで

「ゆれる」気持ちが、逆におさまっているのに気づく。

こんな風に、書くことでしあわせになれたのも

応援してくれたこどもたちや夫、

そして、たくさんのひとたちのおかげ。

これでまたしばらく、書き続けていけそうです。

*  *  *  *  *  *  *  *

発売は、6月の予定です。

もし本屋さんで見かけたら、

ぱらぱら覗いてやってくださいね。

| | Comments (10) | TrackBack (0)

April 25, 2009

001:笑(小野伊都子)

決めたんだ 映画も本も音楽もおんなじとこで笑うきみだから

| | Comments (0) | TrackBack (0)

«題詠blog2009に参加します(小野伊都子)