短歌:ひとり13
☆ポケットにあなたのいないカンガルーひとりで跳ねる夜の原っぱ(小野伊都子)
blogのちゃんとした意味も分からないまま、
枡野浩一のかんたん短歌blogに投稿するために
はじめてしまった、このblog。
コメント、トラックバック・・・と、
今までの自分のサイトIl fait beau!にはなかった機能も。
使ってみたいと思いつつ、短歌を投稿するだけで精いっぱいの日々。
しかも、肝心の枡野さんには、読んでいただけているのかも分からない。
でも、コメントをくれたり、トラックバックをしてくれたりという形で
自分の短歌を読んでくれる人がいることが分かって、感激した。
その一人、ケビンさんは
母国語ではない日本語で、すばらしい短歌を詠む。
まっさらで、心にまっすぐ届く言葉たちは、
混じりっけのない、100%のフレッシュ・ジュースという感じ。
おいしいから、毎日飲みたい。そんな短歌。
初のトラックバックをしてくれたのは、ナカノミネコさん。
すごく嬉しかった!!だって、彼女の作品は、すごく響くものがあるから。
路上の写真と組み合わせた詩作も、個性的ではっとする。
そんな方に出会えて、しあわせ。
BBSはないけれど、コメントですぐさま反応が分かる。
自分のアンテナにひっかかったことを
ノートに書き留める代わりに、ここに。
いろいろな形でのつながり、
これからも楽しんでいきたい。
☆白い朝ひとり迎えたあたしには白い月しか残らなかった(小野伊都子)
パソコンが壊れて、新しいパソコン買い替えたので、
いろいろと更新作業がたいへんだった。
ココログのアカウントやパスワードも、
前のパソコンに保存していたのであせった。
ようやく今日になってから、ログインできて
こうしてまた、枡野さんのかんたん短歌blogに参加できる。
でも、一区切りつけてようやく寝るかと思ったときには、午前4時を過ぎていた。
南西の空には、昨日の置き土産のような、白い月。
こんなひとりは、嫌いじゃない。
☆終点に行くのは私ひとりだけ運転手さん夏の底まで(小野伊都子)
バスって不思議な乗り物だなあと、日々思う。
タクシーみたいに、プライベートな空間じゃないし、
運転手さんだって「お客さん」を乗せているという感じがない。
でも、終点に向かうバスに自分ひとりだけだったりすると、
どこか違う世界に辿り着いてしまいそう。
だから、バスはけっこう好き。
バスから眺める、いつもと違う表情の街も。
☆ひとりには寂しい人とのびのびと自由楽しむ鳥が同棲(小野伊都子)
「ひとり」短歌の1を、改作。
同居というよりも、同棲というほうが、なんとなくしっくりくるような。
でも、まだ考えなくてはいけないような。
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