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July 31, 2004

枡野さんのクイズ。

おなじみ、枡野浩一のかんたん短歌blogで、こんなクイズが出されている。
    

来月のお題は「愛」。
 愛という漢字が含まれていれば、「愛でる」「愛しい」などもOKとします。ただし、「ラブ」とかは駄目ね。
 ここでクイズ。なぜ8月のお題が「愛」なのでしょう? 正解を最初にトラックバックしてくれた1名様に、8月に出る枡野浩一の本を2冊セットでプレゼントします。『結婚するって本当ですか?』(朝日新聞社)は5日発売、 『もう頬づえをついてもいいですか?』(実業之日本社)は19日発売です。どうぞよろしくお願いします。

「正解を最初にトラックバックしてくれた1名様に」ということなので、
少しでも早く正解をトラックバックして、枡野さんの本を手に入れたい!!
そこで、いろいろと考えた。

『短歌ヴァーサス』2003年5月号(創刊号)に掲載されていた
 枡野さんの作品「愛について」が、単行本化されるから。

最近、ものすごい勢いで本を出されている枡野さん。
この作品もきっと、出版社がほっておかないのでは?

②悲しみ→ひとり→笑い→結婚→愛というストーリーで
 短歌付きの小説を執筆しているから。

今までのお題をつなげていくと、ひとつの物語ができあがる。
しかも、枡野さんの短歌でまとめてある。そんな小説、読みたいな。

こんなんで、どうでしょう?
・・・当たっていない気がするけど。

今夜のNHKのラジオ・TV同時放送番組『特集・眠れない夜はケータイ短歌』
ステレオにMD、ビデオデッキにテープをしっかりセットして、最初から最後まで参加します。
枡野さんのコメント、とても楽しみです。しかも、土屋アンナちゃんも出るんですよね?

たくさんのすてきな短歌に、出会えますように☆

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バスに乗って。

昨日の朝、カイがキャンプに出発した。

いつも通っている、学童保育所のキャンプで、
岐阜県のキャンプ場に2泊3日で、出かけたのだ。

本当は、都合がつく限り、親がついて行かなくてはならないのだけれど
ダーリンは仕事が休めないし、私は行きたくても、コトが小さすぎて
学童のキャンプ経験のある父兄の方たちに「何かあったら大変!!」と
悲しいけれど、参加を止められたので、断念した。

確かに、山道を登るにも、バンガローで寝るにも、
まだまだヒョコヒョコ歩きで、夜泣きもするコトには大変。
みなさんに迷惑をかけることは間違いないから、仕方ないかな。

去年も、コトが生後3ヶ月でついていけなかったので、カイはちょっとさみしそう。
おっちょこちょいのところがあるから、とても心配なのだけれど
幸い、指導員さんも他の父兄の方も「だいじょうぶだよ。悪いことしたら叱るから」と
まるで自分のこどもみたいに、サポートしてくれるので、とてもありがたい。

大きなリュックに、たくさんの荷物をつめて、お弁当と水筒を持って、
小雨の降る中、わくわくしている顔をしたカイは、観光バスに乗りこんだ。
隣の席は、大好きな6年生のアキトくんで、うれしそう。

ヒナとコトを急いで保育園に送って、9時出発予定のバスを見送りたかったけれど
やっぱり予定より遅れて出発するようで、ぎりぎりまで待っていたけれど
出勤に間に合わなくなりそうだったから、残念ながら途中で、
バスに手を振って、ダッシュで自分の乗るバスのバス停まで急ぐことに。

ちょっと台風が心配だけれど(去年も、台風の余波で川遊び中止だった!!)、
キャンプでしかできないことを、仲間と楽しんできて欲しいなと思う。

川の水の冷たさや、山のひんやりとした空気。
へとへとになりながら、汗をかいて歩く山道と、緑の空間。

”おこげ”入りがおいしい、飯ごうで炊くごはん。
甘くて不揃いの野菜の入ったカレーライス。

バンガローで笑い転げる、仲間と過ごす夜の時間。
まるで吸いこまれそうな、満点の星空。

いろいろなことを身体中で受け止めて、
まっさらな心で吸いこんで自分のものにしていく。

キャンプファイヤーを終える頃には、
ちょっとだけ大人になっているかもしれない。

バスに乗って。
夏の少年少女は、明日に向かって進む。

たくさんの思い出、つくってきてね。

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July 27, 2004

短歌:結婚22

☆会社では着れない服を着ています私と結婚してくれますか(小野伊都子)

パートとはいえ、勤務先が堅い職業なので、
着ていける服が限られて、困る。

しかも、紺色の制服の下に着られる服となると、
色も限られるし、ベストにあう形となると、これまた結構むつかしい。

本当は、更衣室で仕事用の服に着替えればいいのだけれど、
勤務終了と共に、毎日バスまでダッシュして
保育園のお迎えに向かう身としては、そんな時間はない。

そんなこんなで、勤務先では着れない服が、たくさん。

サンダルにノースリーブのお姉さんたちをうらやましく思いつつ、
また今日も、無難な仕事用の服装に徹するのであった。

結婚って、仕事用の服を着ていない時の自分を見せること。
そう思って詠んだ短歌。決して怪しい服装ではありません。あしからず。

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July 26, 2004

枡野さま。

あの夏の数かぎりない君になら殺されたっていいと思った

教祖のこの歌が、頭の中でぐるぐると回る季節です。

いつも、かんたん短歌blog、楽しみにしています。
楽しみにし過ぎて、たくさんの短歌をトラックバックするだけで、精いっぱい。
だから、教祖の一字一句や選ばれた短歌を読むのに、疲れてしまうほど。
思い入れがあり過ぎて、自分でもバカバカしいくらい、表情も七変化してます。

さて、一度も選ばれていない私が言うのもなんですが、単行本化にあたって
どうしてもお伝えしたいことがあるので、勇気を出して書かせてもらいます。

☆「うっかり」買ってしまう本にして欲しい

短歌なんて興味ないよ、国語の授業なんてかったるいという人が、
ついうっかりと手にとってしまう本にして欲しいと思います。
枡野さんの本はいつも、そのあたりが絶妙で、すばらしいのですが、
今回はネットやブログにしか興味のない人にも、ぜひアピールできるものを。

☆入門書よりも、マニュアルよりも、地図みたいな存在。

「かんたん短歌の作り方」が入門書の決定版である以上は、
もっと進んだものを作って欲しいな~と、勝手に思っています。
かといって、もちろんマニュアルではなく、自分自身で道を選べる
「地球の歩き方」ならぬ「短歌の歩き方」的な本を、望みます。

自分で書きこんだりできるページがあってもいいし、
もっといいのは、単行本と連携したblogページを作って、
そこに「16ページを参考にして、こんな短歌をつくりました」なんて
投稿できたりしたら、それはまた新しい流れができるのではないかと。

☆枡野さんらしい、遊びのある本を。

いつも思うんです、教祖の本作りの丁寧さは、日本一じゃないかと。
本当に本が好きな人が作ったという感触が、伝わってきます。
こんなところにも!という驚きとか、やられた~!という嬉しい裏切りのある
遊びたっぷりの、枡野さんらしい本を待っています。
例えば、右から読むのと、左から読むのとで受け止め方が変わるとか。
(それって、絵本みたいかな。どうでしょう?)
いつもながら、タイトルも装丁も、非常に楽しみ。

思いつくままに書いてしまいましたが、
このかんたん短歌blogに出会ったからこそ、
私はBLOGを始めたんですよね。トラックバックしたさに。

これからも、短歌blog中毒者を増やしてください。

あ、それから、ロックフェス、とてもうらやましいです。
下の子が3歳になったら、「キャンプ」と称して出かけるつもり。
今からその日が待ち遠しいのですが、枡野さんも楽しんできてくださいね。

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夏と100冊。

昨日の夜は、みんなで餃子をつくって食べた。

中身の餡をつくるのは、自称・天才料理人のダーリン。
シンプルに、キャベツ・にら・豚ひき肉・しいたけ・調味料で味付け。
よく練られた餡が、ど~んと、いちばん大きなボウルに入れられて、
「はい、ここからはまかせた!!」と、ダーリンは野球中継を観に戻る。

皮は手作りのほうがおいしいんだけれど、なかなかできないので
ダイエーで買ってきた22枚入りの餃子用の皮を3袋用意。
お水と、餡を小分けしたお椀をふたつ、スプーンを揃えて、ぎょうざ作り開始。

カイは、手馴れた様子で、きれいにギャザーを寄せていく。
将来、なかなかいい料理人になるに違いない。
(これからの男の子は、料理もできなくちゃね。生きていくために。
 その代わり、私は電化製品の修理とか、ちゃんとするよ。当然!!)

ヒナのは、金魚のように、小さなフリルをつけていった形で、可愛い。
「かばんの形にしたの~」なんて、創作料理っぽく、ノリノリになっている。
もともと、ヒナはお菓子作りの時にアシスタントになることが多いので、
いつもとてもはりきって、いろいろなお手伝いをしてくれる。

今回は、コトが寝ていたので、なんとか私も次々と餃子を作っては
お皿に並べていくことができて、「お母さん、早い~」と言われて
母の面目躍如というところだったけれど、
昔は上手にできなくて、とても悔しかった覚えがある。

母は、満州で生まれたので、祖母が覚えた本場の餃子を食べて育った。
水餃子と焼き餃子を、半々で作り、いつも300個くらいは作っていたそうだ。
300個と聞くと、わ~そんなに!?多い!!と思うけれど、
いつか、祖父のところに集まって、みんなで作った時、ぺろりと食べてしまった。

家族みんなで作って焼くのなら、けっこう食べられるから、不思議。
できあがった餃子は、机の上のホットプレートで、焼いていく。
しっかりと焼き色をつけて、かりっとさせるために、けっこう時間をかけて。

たれの代わりに、味ぽん。そして、おろし醤油。
どちらもおいしくて、みんなでパクパク食べていった。
お約束の、チーズ入りのもとろけておいしい。

「やっぱり、餃子は手作りが最高だね♪」
みんなの意見が一致して、餃子パーティーは終了。

じゅうじゅう。
みんなが笑顔になれる秘密の音。
また今度、やろうね。

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今朝、ヒナがなかなか起きてこなくて、起きてからもゴロゴロしてると思ったら、
「おなかが痛い」「のどが痛い」「気持ちが悪い」などなど、症状が出てきて・・・
結局、保育園はお休み。この機会に、鼻水の止まらないコトもいっしょに、病院へ。

そういえば、昨夜は少し涼しくて、いつもは開けて寝る窓を、ほとんど閉めていた。
これまでが暑すぎただけに、体調を崩しやすいのかも。
病院も、予約を取る段階でもう、13:20~しか空きがなかったくらい、混んでいる。

幸い、軽い夏風邪ということで、薬を処方してもらって、変える頃には元気に。

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帰り道、本屋さんに寄って、涼んでいった。

今年の夏はまだ、夏の文庫本のガイドブックをもらってない。

いちばん好きなのは、「新潮文庫の100冊」で、
可愛いYonda?君100%ORANGEが描いているというだけじゃなくて
なんだか、たたずまいがいいというか、しっくりくる。
私の夏の原点のような気がする。

思えば、いつも新潮文庫の本が手元にあって、
ぬるい網戸越しの風や、蝉の終わらないコーラスと共にあった。

毎年、この「新潮文庫の100冊」を片手に、
この本は読んだ、これはまだチェックをしている。

☆100冊の本を読むよりかけがいのないあの人と100km歩こう(小野伊都子)

こんな短歌を、4年前に詠んだけれど、
かけがいのないあの人と読む、100冊の本もいいなと思う。

ちなみに今日、私は『黄金の羅針盤上・下』を買った。
夏にしか読めないような、冒険もの。
『ロード・オブ・ザ・リング』のスタッフで映画化も決まっているらしい。
女の子が主人公というのも、北極が出てくるという設定も、とても楽しみ。

あなたはこの夏、何冊の本を読みますか?

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July 23, 2004

緑のひととき。

ずっと書けなかったけれど、先週末は、京都にいた。

7月17日の土曜日は、祖父の命日。
今年は十七回忌にあたるので、久々に出かけたのだ。

前日の16日は、カイの8歳の誕生日。
しかも、ヒナとコトの保育園の夏祭りもあって、バタバタしていたのだけれど
翌朝、弟の車に母と妹と、こどもたち3人とで、大阪の祖母の家を目指して出発。
ダーリンは、仕事の都合で、今回は行けなくて残念。

法事は11時からだったので、早めに出なくてはならなかった。
しかも三連休。遅れるわけには行かないから、朝6時45分頃には名古屋を出て、
前日に買っておいたミニクロワッサンなどを、車中で食べながら行く。

とても眠たいはずなのに、こどもたちは大はしゃぎ。
大阪の枚方にある祖母の家(叔父と同居している)には、
カイが2歳半すぎで、ヒナがお腹にいた頃に行ったきりだった。

祖母は、私たちの住む名古屋に何度か来ているので、
コトにも会ったことはあるけれど、今回はお泊りという特別な出来事が
こどもたちをわくわくさせているのが分かる。たった1泊でも、特別な1日なのだ。

何とか予定よりも早く高速を抜けて、祖母の家に到着。
叔母一家や、何年も会っていなかった従弟一家も、次々とやってくる。
はりきっていた祖母も、忙しそうに仕度をしている。

カイ、ヒナ、コトも、写真でしか見たことのなかった、従弟たちのこどもと遊ぶ。
小さな頃の自分たちを見ているようで、何だかとっても、不思議な気分。

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夏休みのたびに、私は母や弟たちといっしょに、
祖母の家(その頃は祖父の家と言っていた)へ泊まっていた。
幼稚園の先生だった母は、やることはたくさんあるものの、夏休みがあったので、
いつも夏休みになると、何週間も大阪に泊まりにいくのが、私たちの過ごし方だった。

新幹線に乗って京都駅まで行き、京阪電鉄などを乗り継いで、「おじいちゃんの家」へ。
ドアを開けて「こんにちはー」と大きな声で言うと、
マルチーズのロンとナナが、駆け寄ってきた。
「いらっしゃい。暑かったでしょう」という祖母。
いつもは厳しい顔の祖父も、微笑みながら迎えてくれた。

応接間に通されて、二階のお仏壇にお参りをすると、本格的な夏休みのはじまりだ。
これからここで、ひと夏を過ごすのだと思うと、いつもながらわくわくしてしまう。

家とは違う、におい。家とは違う、ごはん。家とは違う、景色。
おじいちゃんの好物のらっきょう。MILD SEVEN。オートミール。
おばあちゃんの作るアロエ入りのバナナジュース。ジャージャー麺。ちらし寿司。
犬の散歩。雑貨屋さんで買ってもらった、せっけん紙。
草の生えた空き地。星座を見つけた夜空。

そして何より、従弟たちといっしょに遊べる楽しみ。
私は、従兄妹たちの中で、いちばん年上だったのだけれど、
ちょっとしたことでもみんなで集まっては大騒ぎして、笑ってばかりいた気がする。

祖父は、とても厳しくて、でも私たち孫にはとても優しくて、
初孫だった私は、いつもいつも、たっぷりと愛情を注いでもらっていた。

私が知っている草や花、木の名前なんかは、たいていは祖父に教わった。
いっしょに近くの公園を散歩している時に、決まって聞かれるのだ。
「これは何ていうか、知ってる?」

夾竹桃。さるすべり。芙蓉。
そんな夏の代名詞ともいえる花々を愛でることも、祖父に教わった。
今では私が、こどもたちに「これはね・・・」と、季節の花や木の名前を教えている。

法事を終えると、親戚一同で移動して、梅の花で食事をする。
豆腐や湯葉が、色々な形で出されて、どれもおいしかった。
ただ、従弟のこどものいっちゃんが、石焼の料理の上に尻餅をついてしまい、
少しだけ足を火傷してしまったのは残念なハプニングだったけれど。

その日は、京都の東山閣に泊まる。
5人部屋を5部屋取って、まるで修学旅行みたいだった。
妹のちこと、こどもたちとで泊まった私たちの部屋は、窓の外に井戸があってびっくり。
内装も、桜の木を活かした造りで、古都のイメージたっぷりだった。

カイは、叔父にお風呂に連れて行ってもらって、大はしゃぎ。
ヒナは、従弟のこども・いっちゃんと遊ぶのに夢中。
コトは、とにかくみんなに可愛がってもらって、ご満悦。

翌日には、円山公園を通り、祖父の宗派である真宗大谷派の東本願寺へお参りする。
さすがに京都の夏は暑くて、途中で休憩しながら、みんなで長い石段を登り、お参り。
コトは従弟が貸してくれたベビーカーのおかげで、ひとりらくちん。でも、暑さにぐったり。

仕事のために、一足先に帰る妹を、従弟が送ってくれることになり、そこで別れる。
従弟の奥さんは、妊娠7ヶ月。秋には、可愛いBabyが生まれるのが、楽しみ。

少し観光でも・・・と、青蓮院へ足を延ばす。
青空に手を伸ばすような、大楠が見事で、見上げてしまう。
しんと静まり返った庭園は、なんとも美しくて、緑の風が吹いている。
むせ返るような暑さの中、そこだけが涼しげで、穏やかだ。

JR東海の「そうだ、京都いこう。」のポスターにも登場する
この庭園で、緑のひとときを楽しむ。
心にも、身体にも、心地よい風が吹いてくる。
そして、思い出の中の私たちにも、同じように。

宸殿には、おみくじの創始者といわれる元三大師の坐像があって、
「効力のあるおみくじの引き方」の注意書きにしたがって、
お経と唱えながら、カイとヒナ、私の三人はひいてみた。

カイは、大吉。ヒナは、吉。私は、末吉。
あせらずに、じっくりといきなさい。
そう教えられたような気がした。

緑のひとときを味わった後は、近くの店で食事。
とても混んでいて、たっぷり待たされたけれど、うどんがおいしかった。
「絶対においしいさかいな、待っとってな」と、
京女らしいおかみさんの言葉に、ちょっと笑ってしまう。

店を出てすぐに、雨がぽつり。
忘れ物をしたカイのために、弟・シンがホテルまで車を走らせてくれる。
それを待つ間、もう一度、青蓮院へ戻り、自販機コーナーの屋根で、雨宿り。

どしゃ降りの京都を後にして、名古屋へ向かう。
帰りは、祖母のところに泊まる母や叔母、従妹のチー、チカと別れて、
代わりに叔父とカオリがいっしょに車に乗っていく。

辿り着いた我が家には、ダーリンと私の大学時代の先輩である
ハリー(と私は秘かに呼んでいる)がいて、
ふたりして、音楽を聴きながら酔っ払っていた。
おもてなしもできずに、いろんな話をして、ハリーを見送ると、疲れがどっと出た。

でも、あの緑のひとときを思い出すと、心がほっとする。

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大学に通い始めたばかりの頃、祖父が入院した。
軽い脳梗塞で、仕事に行く途中で車を自損してしまったということだった。
とても驚いたけれど、幸い言語障害も四肢障害もなかったので、安心していた。

だから、5月に父や母といっしょに大阪へ祖父を見舞った時にも、
手紙を持参して「早く元気になってね。また夏休みには遊びに来るね」と伝えた。
少し青白い顔色の祖父は、ベッドから起き上がる時によろめいたけれど、
「フランス語はどうだ?」「先生は優しい?」と、にこやかに尋ねてくれていた。

7月のあの晩、電話が鳴って、祖父が亡くなったことを知らされた。
私は、どうしようもないくらい悲しくて、ずっと泣き続けていた。
祖父の元へ向かう、電車でも。
冷たくなってしまった、祖父の前でも。
お葬式でも、ずっと。

私には知らされていなかったけれど、祖父は膵臓がんだったそうだ。
きっと苦しかったのに、私にはそんな表情は見せずに、
花の名前を教えるように、優しく「がんばりなさい」と言ってくれた。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

祖父はもう、いない。そして、父も。
けれどもこうして、ふたりがくれたものが、私の手元にはある。

暑さにへこたれそうな時も、
寒さに震える時も、
涙にくれる日も、
微笑みに温かくなる日も。

すっと目の前に広がる、一本の道。

そこには、緑の風と、変わらない思い出がある。

そこでは、冷房なんていらない。
蝉しぐれも、心地よく聞こえる。
太陽を、まぶしく見上げながら、歩ける。

そんな、緑のひととき。
忘れずにいたい。

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July 22, 2004

短歌:結婚21

☆STOP! THE 幸せ太り委員です 結婚するって本当ですか?(小野伊都子)

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短歌:結婚20

☆残りもの食べてくれるという彼と結婚するって本当ですか?(小野伊都子)

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July 17, 2004

謎。

時間をひねり出して、せっせと枡野浩一のかんたん短歌blogに投稿したのに、
よくよく見直したら、トラックバック一覧に私の作品はなかった。

どういうことだろう?
しっかりトラックバック送信を確認して、
枡野さんのサイトからリンクチェックもしたのに。
しかも、9首も投稿しちゃったのに・・・。

ちょっと悲しいけれど、またトラックバックし直し。

まあ、夜中の3時過ぎに投稿している私も私だけれど。

だって、こどもといっしょに寝てしまうもん。

だけど、夜中に目覚めて、洗濯物干したりするんだもん。

お弁当のためのごはんを炊いたりもするんだもん。

なんて、こどもみたいな言い訳をしつつも、
短歌の日々は続いていくのであった。

それにしても、謎。

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July 16, 2004

短歌:結婚19

☆「ジョン」という私に「カビラ」というような人とは結婚できませんから(小野伊都子)

やっぱり、「レノン」でしょう。

もしくは「キューザック」。

「トラボルタ」も、あり。

「F・ケネディ」も考えられる。

「アーヴィング」、好きです。

「ウェイン」?
「万次郎」?
「健・ヌッツォ」?

どれも、すごいです。
でも、やっぱり結婚はできません。

みなさんは、どんな「ジョン」を思い浮かべるでしょう?

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短歌:結婚18

☆妻という生き物飼っているんです結婚という飼育ケースで(小野伊都子)

願わくば、そんな夫がいなくなりますように。

妻という立場からの、皮肉な歌でした。

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短歌:結婚17

☆結婚をするのはみんな生まれとか育ちが違うふたりなんです(小野伊都子)

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短歌:結婚16

☆結婚はマーブル模様お互いに失くしたくない色混ぜこんで(小野伊都子)

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短歌:結婚15

☆同じとき同じ言葉を口にすることが10回あれば結婚(小野伊都子)

そんなルールがあってもいいかな。

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短歌:結婚14

☆コロンボの真似をしたくて結婚をもくろんでいる人を知ってる(小野伊都子)

これは、大好きだったTBS系のドラマ、
『マンハッタン ラブストーリー』の松尾スズキさんを思い出して。

コロンボの元ネタである「うちのカミさんがね・・・」は、もう誰もが知っているはず。

でも、このドラマでの松尾さん演じる土井垣さんは、
声優で、コロンボの吹き替えをやっているという小技が楽しかった。

このドラマで、松尾さんみたいな人と結婚したいと思った
危険な?人も増えたと私は踏んでいる。

それにしても、DVDボックスまで出ているなんて、
やっぱり宮藤官九郎 は、おもしろい。

いつか、大人計画の舞台を見なくては。

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July 13, 2004

短歌:結婚13

☆冷蔵庫に小人がいると信じてるあたしと結婚してくれますか(小野伊都子)

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短歌:結婚12

☆買いました10合炊きの炊飯器あたしと結婚してくれますか(小野伊都子)

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短歌:結婚11

☆リモコンが効かなくたってかまわない あたしと結婚してくれますか(小野伊都子)

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ようこそ。

7月7日。
久々に織姫と彦星が会うことができた、七夕の日。

はじめて作ったHPが、突然閉鎖された。
しかも、それが発表されたのは、7月1日のこと。

まるで、週に何度も通っていたお気に入りのお店が
何の知らせもないままに、シャッターを閉めてしまった気分。

そこで知り合ったたくさんの人たち。
書き綴ってきた、ちいさいけれど大切な出来事。

みんな、消えてしまった。

悲しいけれど、ここを充実させていくいい機会かもしれない。

これからは、「IZU1969」という呼び名でも、どうぞよろしく。
短歌や他の創作活動は、今まで通り「小野伊都子」で。

ここがはじめてのみなさん、どうぞよろしく。

短歌の投稿が中心になっているけれど、
これからは、なるべく日記も書いていきたいと思います。

ようこそ。
あたらしいページへ。

今日も、晴れるかな。

Il fait beau!
人生は、晴れだ。

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July 06, 2004

短歌:結婚10

☆タクシーの空車みたいに未婚とかすぐ分かるよう指を空けてた(小野伊都子)

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短歌:結婚9

☆トーストとバターみたいに結婚は温かいうち食べるべきです(小野伊都子)

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短歌:結婚8

☆あなたとは和音を奏でられるので結婚しようバイエル持って(小野伊都子)

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短歌:結婚7

☆炭酸が抜けたらただの甘い水きちんと蓋をしてねダーリン(小野伊都子)

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短歌:結婚6

☆少しずつ切れないように皮をむく結婚という真っ赤なりんご(小野伊都子)

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July 02, 2004

短歌:結婚5

☆シュレッダーかけれないゴミ増えますが私と結婚してくれますか(小野伊都子)

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短歌:結婚4

☆結婚は一日一通ちっぽけな目には見えない手紙書くこと(小野伊都子)

来年で、結婚して10年になる。
なんて書くと、本当にうそみたい。

今回の枡野浩一のかんたん短歌blogのお題は「結婚」。
だから、もう一度「結婚」について、考えてみた。

友達でも、恋人でも、同棲でもなくて、結婚。

そして思う。

つながるための何かを、持ち続けること。
惰性とは違う、転がり続けるパワーを生み出すこと。

見たくないところも見えるけれど、
こんなところもあったんだと思えること。

そして今日もまた、おはようとおやすみを言う。

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July 01, 2004

短歌:結婚3

☆片手では鳴らない音があるんです 私と結婚してくれますか(小野伊都子)

私が決定的に短歌にはまったのは、
枡野さんがやっていた付け句掲示板に出会ったから。

この間の『こんな夜にはケータイ短歌』でもやっていたけれど、
付け句は、あらかじめ決まっている下の句に、思い思いの上の句をつけていくもの。

どんな上の句をつけるかによって、がらっと印象が変わるのが面白くて、
私はどんどん短歌をつくっていき、気がついたら、短歌を詠むことが生活の一部になっていた。

投稿される方たちの短歌を読めるのも、とても楽しくて
ほうっと感心したり、共感したり、まったく違う視点に驚いたり。
(投稿されていた方たちは、今思えばすごいメンバーだった!!)

これ、ぜひ小・中・高の国語の授業でもやってほしい。
(ちなみに枡野さんは、NHKつながりのお仕事で『課外授業ようこそ先輩』に出演されて
 こどもたちと短歌づくりをしてみえたけれど、これがまた楽しかった!本になるといいな~)

その中の付け句のひとつが、「僕(他の一人称でも可)と結婚してくれますか」だった。
今回は、それを思い出して、「結婚付け句」をつくってみた。

そしてまた、枡野浩一のかんたん短歌blogに投稿するのであった。
(懲りない性分・・・)

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短歌:結婚2

☆ねぇぼくはどこにいるの?と3歳の子が指差した結婚写真(小野伊都子)

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短歌:結婚1

☆SweetもBitterも同じ箱の中ふたり味わう結婚ショコラ(小野伊都子)

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