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November 27, 2004

短歌:本24

☆徹夜する価値があるのかどうかまだ計りかねてる この恋と本(小野伊都子)

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短歌:本23

☆よれよれの本しわしわの指先で握りしめてた いいお湯だった(小野伊都子)

その昔、ミステリーを読むのは、お風呂がいちばんだった。

先が読みたくて、どんどん長風呂になって、のぼせそうになって、
いったん湯船から出て読んで、また入っては読んで。

アガサ・クリスティなんて、ついつい持ちこんじゃってた。

こどもが生まれてから、お風呂で読書、できてないなー。

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短歌:本22

☆夫には読ませたくない本がある江國香織と添い寝する夜(小野伊都子)

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短歌:本21

☆たくさんの本を読んでも一冊の君のノートを開けないぼく(小野伊都子)

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短歌:本20

☆カバーなどいらないけれど雨からは守ってほしい本もあたしも(小野伊都子)

基本的に、カバーをかけるのは嫌い。

装丁をした人に、敬意を表して。

だから、欲しいのに、カバーデザインが気に入らなくて
何年も変えなかった本がある・・・。
(デザイン変更の時に、やっと手に入れた新潮文庫の『ロリータ』)

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短歌:本19

☆まるでそう絵のない絵本だったよね あなたの気持ち読みきれなくて(小野伊都子)

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短歌:本18

☆なめないで噛んでしまった飴に似た破片が刺さる立ち読みの本(小野伊都子)

だから、立ち読みはあんまり得意じゃない。

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短歌:本17

☆牛乳と卵とバターそして本これがあたしのぜいたくなもの(小野伊都子)

森茉莉さんの『贅沢貧乏』を読むと、
いつもおいしいオムレツとか食べたくなる。

牛乳と、卵と、バター。
それだけはいつも、いいものを買うようにしている。

本も、同じだ。いい本を見分ける嗅覚には、ちょっと自信あり。

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短歌:本16

☆おおかみの声色のまま「おやすみ」と絵本抱えて眠ってく君(小野伊都子)

おおかみの声、とっても得意なんです。

だから、こどもたちも、真似してたりして。

『ともだちや』シリーズのおおかみが、特にお気に入り。

チョッキ(決してベストではない!)なんか着てて、
きつねじゃなくたって、ともだちになりたい。

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November 26, 2004

常連・・・希望。

決して、常連ではないと思うのですが、
ぜひぜひ常連になりたい!!と、思ってます。

そもそも、そのために、このblogをはじめました。

7年前くらいから、ちょこちょこと短歌を詠んでいた私ですが、
無理に文語でつくろうとしていて、苦しくなって止めてたりしました。

その昔、『公募ガイド』の”詠もうよMy短歌”っていうコーナーで
田中章義さんに選ばれて、着眼点を誉められたけど、
「文語の時制が間違っている」と指摘を受けて、恥ずかしい思いもしました。
(古文の授業でさぼっていたのが、こんなところで仇に・・・)

そして、出会った、枡野さんの短歌。
なんて、シンプルで、気持ちいいんだろうって、目が覚めた気がしました。
それまでの短歌は、たとえばワインとかブランデーみたいに、
味わうための雰囲気づくりというか、なりきりや舞台づくりが必要でした。

だけど、いつもの言葉で、いつものことを詠む「かんたん短歌」は、
そんなものは、まったく必要ないのです。
すっと身体にしみこむ、おいしい水みたいに。

そして、『星の王子さま』を読み終えたときに思ったことを思い出したのです。

むつかしいことをむつかしくいうのはかんたんだけど、
むつかしいことをかんたんにいうのは、むつかしい。

付け句掲示板で、枡野さんに短歌を楽しむことも教えてもらいました。
まったく同じ付け句を使っていても、詠む人によって、こんなにも違う。
こんなにも、短歌っていろんな形や匂いがあるんだって、
毎日、たくさん投稿される短歌を読みながら、すっごく楽しかったのです。

そして、このblogでは、たくさんの他の方の短歌と、
枡野さんの的確で鋭いコメントを読めるだけではなくて
トラックバックしたり、コメントを書きこんだりと、
掲示板よりももっと、自由な形のやりとりができると思いました。
(時間がなくて、なかなか短歌の投稿以外のトラックバックが
 できていないのが残念なのですが・・・。
 枡野さんと雑談できるようになるのが、今後の課題!!)

とにかく、常連になれることを目標にして、
短歌も、その他の質問やつっこみ、雑談も
どんどん送りこめるようにしたいな~なんて思ってます。

「よるのひるね」イベント、楽しそうですね。
今度は、名古屋でもやってくださいね。

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November 23, 2004

11/20放送「眠れない夜はケータイ短歌」

11月20日土曜日の夜に放送された、
NHKの短歌投稿番組『眠れない夜はケータイ短歌』

いつも楽しみにしているこの番組。
なんといっても、たくさんの方の短歌に出会える、またとないチャンス。
そして、選者(今回は、歌人の穂村弘さんと、歌手の一青窈さん)や
司会のふかわりょうさん、有江活子さんの感想が、生で聴けるチャンス。

今回のテーマは、「月」と「バイト」。
かなり時間があったにも関わらず、ちっともいい歌ができずに、
(でも、いつものように、しつこく投稿してみたけれど)ちょっと消化不良。

しかし!!投稿した短歌のうち、「月」をテーマにした短歌のひとつを、
番組のディレクター・猪瀬さんが気に入ってくれたそうで
11月3日に、ケータイにメールをいただいてしまった。

なんと、今回の番組に本人が自作の短歌を読むコーナーがあり、
そちらに出演してもらえないかという、驚きのお言葉!!
どうしよう・・・と悩みつつも、こんな機会は二度とないかなと、
「私でよろしければ・・・」と、メールを返信した。どきどきしながら。

ロケは、11月7日の日曜日。
大阪方面のロケの後、新幹線で名古屋まで駆けつけてくださった
猪瀬さん、カメラマンさん、音声さんのお三方。
番組を通してしか知らないはずなのに、なんだか猪瀬さんとは
「はじめまして」という気がしなくて「やっとお逢いできましたね」。

ベランダにて、コトを抱っこして、カメラに向かって自分の歌を読む不思議。

満月に答えが書いてあるような気がしてみてた眠れない夜

忙しい日程を縫っての撮影だったのに、
初めてのテレビ出演でガチガチに緊張していた私のために、
何度も撮りなおしをしていただいて、ありがとうございました!!

でも、編集の都合で、本当に放映されるかどうかは分からなかったので、
母や弟、妹、一部の友人に知らせただけで、当日の夜を迎えた。どきどき。

ヒナは、「コトだけ映ってずるい~」と言っていたのだけれど、
「ママたち出る?もう出る?絶対に見る!!!」と張り切っていて、
お風呂上りのパジャマ姿で、ソファに寝転んでテレビを眺めていた。

ケビンさんが登場して、「ママの短歌のおともだち!!」と教えると、
眠い目をこすりながらも、「すご~い」とはしゃいでた。
こどもたちと話しているケビンさん、思ったとおり優しくてすてきなひと。
いっしょにいるこどもたちも、とても楽しそうで、うらやましいくらい。

こちらに遊びに来てくれる、小椋庵月ちゃん、うさおさん(別名の「不器用ですから」で)、
弁十郎さん、みあさん、白玉だんごさん・・・などなど、とにかくたくさんの方の歌が
しっかりと選ばれていて、そのたびにとてもうれしくなって、騒いでしまった。
(そうこうしているうちに、ヒナは寝てしまって、布団に寝かせにいったのだった)

もうすぐ、テレビ放送が終わる・・・という時に、「VTRでお別れ」という言葉。
最後の最後に、恥ずかしながら、緊張でかたまって声も震えている私と、
お月様をつかもうとしているかのような、手を伸ばしたコトの映像が流れて。
どっと疲れたけれど、一瞬後には、yumiちゃんや妹からメールが来て、
なんだかとっても、すっきりうれしい気分で、ラジオのスイッチを入れた。

翌日の夕方。大阪の祖母から電話があって、
「見れなかったけど、よかったね」って、すごく喜んでくれた。
俳句をやっている祖母に、「うん。なかなか他の人が思いつかない感じで、いいね」
ってほめられたのも、とてもうれしかった。今度、短歌を付けた手紙を書こう。

おめでとうコメント、見たよコメントを寄せてくれたみなさま、
改めてありがとうございます。とってもうれしかったです!!
記念に、コトの結婚式にでも流そうかな?(何年後になることやら・・・)
ちなみに、投稿した他の短歌も、記録のために残しておきます。

 お題:「月」
☆満月に答えが書いてあるような気がしてみてた眠れない夜
☆三日月の形したパン食べながら隣にいない人を思った
☆月からの光がここに届くなら君にも声が届いてもいい
☆ためいきも悔し涙も知っている月にはナイショ話はできない
☆あのひとは昼間の月のようだったあたしの空でずっと消えない
☆満月に寄り添う火星みたいには可愛くなれない花いちもんめ

 お題:「バイト」
☆マスターと呼ばれる人のコーヒーを運ぶあたしはウェイトレスで
☆5時間の勤務を終えて名前では呼ばれぬ場所へまた走ってく
☆客なのにドアが開くたびうっかりと口にしている「いらっしゃいませ」
☆トランプのように素早く年賀状 仕分けられたらもう大晦日

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November 20, 2004

どきどき。

今夜は、NHKの「眠れない夜はケータイ短歌」の放送日。

いろんな意味で、どきどき。

ああ、もうあと1時間もしないうちに、放送開始・・・。

こどもたち、今日だけは絵本は読まなくてもいい?

今日だけは、早く寝てね☆

たくさんのすてきな歌に出逢えますように。

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November 15, 2004

短歌:本15

☆血液を売るようにして本を売り帰りに買ったマロングラッセ(小野伊都子)

「マロングラッセ」の他に、もっといい何かがあるのではないかと思いつつ。
生活に必要ないもので、ばかばかしいほど贅沢なもの。

マリー・アントワネットが欲しがるお菓子ということで、
ここではマロングラッセにしたんだけれど、もうちょっと考えよう。

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短歌:本14

☆行き先を間違えたまま乗っている電車みたいな本なのだった(小野伊都子)

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短歌:本13

☆文庫本一冊分の重みしか残さずいった君はずるいよ(小野伊都子)

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短歌:本12

☆100冊のうち何冊を読んだかで自分を決めている文庫フェア(小野伊都子)

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短歌:本11

☆本にいる小さな虫のようでいい あなたの中にいられるのなら(小野伊都子)

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短歌:本10

☆活字にはならない青いため息が本の間にはさまっていた(小野伊都子)

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短歌:本9

☆選ばれる本 選ばれた彼女には どんなひみつがあるのでしょうか(小野伊都子)

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お見通し。

私の短歌の先生(と勝手に慕っている)、枡野浩一さんのかんたん短歌blog
11月のお題は、「本」。なんとか必死で投稿したうち、「本」評その2にて、
枡野さんに2首、取り上げてもらいました。

ひとつめ。

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   配られた国語の教科書全ページその日のうちに読み終えていた (小野伊都子)
   これは「あらすじ」っぽいんだけど、「あるある短歌」としては、あるある。国
   語好きの私の琴線にはふれましたが、短歌としては弱い。たくさんの自作を
   人に見せるときに、混ぜておくのはいいかも。

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まったく、見抜かれちゃっています。そのものズバリです。
この短歌は、小学生の自分がやっていたことを、そのまま書いたもの。
国語好きの方には「あるある短歌」として、あるある。と頷いてもらえても、
確かに、短歌としての完成度は低いし、そのまま伝えているだけという気がします。

これは、少し考え直してから、改作をしていきたいと思います。

ふたつめ。

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  図書館の本の林でかくれんぼ もう20年見つかってない  (小野伊都子)

  これも、目にとまるけど、よくある発想。

  かくれんぼの鬼とかれざるまま老いて誰をさがしにくる村祭り (寺山修司)


  という有名な短歌もあるし、ショートショートのSFとかでやたらと読んだ気がする。
  かくれんぼを何十年も続けてる、って発想の話。

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確かに、この短歌はひょいと浮かんで、そのまま手もつけずにblogにUPして、
そのまま枡野さんのところにトラックバックしてしまったのです。

つくった時に、かくれんぼの発想が「よくある」「どこかで見聞きした」と思いながらも。
そして、もっと別の下の句がいくつか浮かんだにも関わらず・・・。
それなのに、そのままにしていたことを反省しました。

枡野さんは、いつも本気で短歌を見てくれているのに、
ちゃんと本気で短歌を自分だけの形にしようと努力しなかった自分。
メモとして、このblogに書いたとしても、その後の進化形を探らなくては意味がない。

昔、コピーライターになるための本に書いてあった、「一晩置く大切さ」がよみがえります。
真夜中に書くと「傑作!」と思うけれど、翌朝見直してみると、「なにこれ!?」と愕然とする。
だから、第三者の目で見直すために、書いたものは必ず、時間を置いてから見てみる。

そういう基本を、忘れていたような気がします。
カレーだって、パウンドケーキだって、一晩置いたほうがおいしいのに。
(でも、その場で味わってこそおいしい短歌もあるのかも・・・。お好み焼きみたいに・・・?
 「詩のボクシング」の即興みたいに。それについては、また後日、じっくりと考えてみようと思います。)

でも、いつも思うのは、すごい短歌は、いつ目の前にしても、食べてしまうということ。
食べずにはいられない、すぐに自分の中に入ってきてしまう・・・ということ。
どんなに満腹の時でも、他のものが食べたかった時でも、おかまいなしで。

枡野さんの短歌は、私にとって、まさにそんな存在です。
いつも、ごちそうさまです!!

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November 12, 2004

短歌:本8

☆図書館の本の林でかくれんぼ もう20年見つかってない(小野伊都子)

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November 07, 2004

コラボレーション。

tanka×photo1

深い深い、静謐な湖のように
いつも私の心に心地よいさざなみを起こしてくれる
大好きな photo cafe のyumiちゃんの写真。

その写真から広がる想像の世界に、
私の短歌たちが仲間入りさせてもらいました。

ずっと前から、やってみたいねぇって
ふたりで言っていたコラボレーション第1弾です。

今回は、yumiちゃんのセレクトで、
私の発表済みの短歌のイメージに合わせて
yumiちゃんのすてきな写真を選んでもらいました。

私の短歌が、私の短歌ではなくて、違う匂いがする。
もう別の国に旅しているように、しっかりと歩いている感じ。
yumiちゃんの写真に寄り添っていると、ことばがしっとり、
雨のように心にしみこんでいくような気がして、しあわせ。

ここに遊びに来てくれる人にも、たくさんのphoto cafeファンがいるけれど
今回のこのコラボ、ぜひぜひ一度、ご覧になってくださいね!!

写真と短歌のかけ算で生まれる、すてきな+α。
その心地よさに、しばし心を委ねてみてください。

コラボは、定期的に更新していく予定ですので、お楽しみに☆

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November 06, 2004

短歌:本7

☆アスピリン代わりにいつも持ち歩く単行本が一冊あった(小野伊都子)

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短歌:本6

☆人生はいつも読みかけのミステリー最後のページまで分からない(小野伊都子)

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短歌:本5

☆配られた国語の教科書全ページその日のうちに読み終えていた(小野伊都子)

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短歌:本4

☆好きというきもちと本当にいい本は手に入れなくちゃ絶版になる(小野伊都子)

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短歌:本3

☆さっきまで冒険してた君だけど本を閉じたら無防備なんだ(小野伊都子)

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短歌:本2

☆何十回読んでもやっぱりほらそこで笑うんだよね魔法みたいだ(小野伊都子)

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短歌:本1

☆本という船に乗りこみ行く旅にオールなんかはなくてもよくて(小野伊都子)

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いのちの灯る絵

ちひろBOX
ちひろ美術館編

出版社 講談社
発売日 2004.09
価格  ¥ 1,680(¥ 1,600)
ISBN  4062125234

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いちばん下のコトが熱を出して、
保育園をお休みした祝日開けの木曜日。

病院へ行った帰り道、ひょいと寄った本屋さん。
いつものように、絵本をみて。文庫本をみて。新刊本の平積みをみて。
短歌のコーナーに寄ってみて、また『かんたん短歌の作り方』の他には、
つまらない短歌入門の本があるだけで、いつものようにがっかり。

でも、そんなときに、出会った。出会ってしまった。

なつかしくて、あったかくて、きらきらしている本。

いわさきちひろ。

その名前を聞くだけで、微笑んでしまう。
きゅっと胸が、あったかくなる。そんな人ひと。

そのひとの絵は、いつも「いのち」に満ちている。
あどけないしぐさの赤ちゃんも、凛とした風の中の少女も
楽しそうに遊びまわるこどもたちも、みんなしっかり生きているのだ。

人はよくできた絵を目の前にして、「今にも動き出しそう」と言うけれど
ちひろさんの絵は、間違いなく「生きている」し、「動いている」のだ。

ぷくぷくした赤ちゃんの指や、首をかしげた女の子、
戦火の中の母子の、怒りに満ちた瞳も、描かれたときからずっと
ひっそりと、そして力強く息づいて、いのちの灯を燃やし、生き続けている。

「小さないわさきちひろ大全集」と謳われているように、
展覧会に訪れた人が選んだものをぎゅうっと詰めこんで
それぞれの絵に対するコメントもたっぷり載せた、とてもぜいたくな本。

表紙は、ちひろさんの水彩画で描かれたような、きれいな空色。
大きな帯には、いちばん人気のあった「赤い毛糸帽の女の子」が
雪の中、まっかなほっぺたにまっかな手ぶくろで、
微笑みながら「また会えたね。」ってつぶやいている。

こどもの頃、母の本棚で出会った、たくさんのこどもたち。
弟や妹、自分のこども、そして、あの頃の自分にそっくりなこどもたち。

いのちの灯った絵は、平和を祈るきもちから生まれたという。

ちひろさんの絵に灯ったいのちを、そのたおやかな美しさを、
そっと抱きしめながら、世界中に運んでいけたらいいな、と思う。

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