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August 05, 2006

絵本作家ワンダーランド

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7月27日木曜日。
絵本好きの友達とその娘さんといっしょに、
名古屋三越で開催されていた
『世界の絵本作家展Ⅱ 
 絵本作家ワンダーランド』
に出かけた。

徹夜に近い状態で仕上げた仕事の
締め切りを終えて、ハルを連れてのおでかけ。
それは何よりも、ほっこりとした時間で
暑い夏にも、ひんやりと心地よい森の中のよう。

お目当ては、大好きな酒井駒子さんや
荒井良二さんの原画だったのだけれど、
それ以外にも、楽しくてすてきな出会いが待っていた。

まずは『ちいさいおうち』の原画たち。

ちいさいおうち
ばーじにあ・りー・ばーとんぶんとえ / いしい ももこやく
岩波書店 (2001.9)
通常24時間以内に発送します。

ちいさい頃に、何度も何度も読んでいた
あの『ちいさいおうち』が、
こんなにも優しく、ていねいに
たいせつに描かれていたなんて。

あの、ちいさいおうちが窮屈そうに
ビルとビルとの間にはさまれているところ。
そして、「ああ、ここがいい」と思える場所へ
また辿り着けたところ。どれも、表情が見える。

作者のバージニア・リー・バートンの
「おうち」への愛しさが伝わってきた。

そして、ガブリエル・バンサンの原画もすごい。
家にもある、『アンジュール ある犬の物語』。

アンジュール
アンジュール
posted with 簡単リンクくん at 2006. 8. 4
ガブリエル・バンサン作
BL出版 (2000.12)
通常24時間以内に発送します。

なんというか、鼓動を感じる、いのちの絵。
絵本の絵は、語りすぎてもいけない。
かといって、まったく語らないのもいけない。
彼女の絵は、そのバランスも絶妙で。

それから、去年メルヘンハウスで見ることのできた
荒井良二さんの『はっぴいさん』とも再会。
初めて買った『バスにのって』の原画と共に
ほわわーんとした荒井ワールドに。

あと、素晴らしかったのは
マリー・ホール・エッツ。

わたしとあそんで
マリー・ホール・エッツぶん え / よだ じゅんいちやく
福音館書店 (1974)
通常24時間以内に発送します。

えんぴつの線が描き足されていくたびに
どんどんと生きているようになっていって、
物語が生まれていく瞬間を見たようで、感激。

そして、大好きな梨木香歩さんの
『ペンキや』『ワニ』などの原画は、
出久根育さんの手になるもの。
こんなにも、色が語るなんて。
そう思わせる挿画が、文とぴったり。

ペンキや
ペンキや
posted with 簡単リンクくん at 2006. 8. 4
梨木 香歩作 / 出久根 育絵
理論社 (2002.12)
通常2-3日以内に発送します。

そして、今回のお目当て、酒井駒子さん。
ずっと前から、彼女の『金曜日の砂糖ちゃん』
や『ロンパーちゃんとふうせん』などが
それはそれは大好きなのだけれど、
原画を見て、くらくらときてしまった。

なんて、静謐な世界なんだろう。
圧倒的に静かなのに、どこか賑やかで
何もかもがおもちゃ箱のように溢れて、
どこまでも続いているような、
永遠を感じさせてくれるものばかり。

特に、『きつねのかみさま』の
黒を基調にした絵は、深くて
物語の奥の奥へと、吸いこまれそう。

サイン会もあったのだけれど、
行けなくて、とっても残念。
いつか、お会いしたいな。

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でも、代わりにポストカードと

クリアファイルを手に入れた。


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カイとヒナを

イメージしたのと


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コトとハルをイメージしたのと、


それぞれ飾ろうと思って。


バムとケロでおなじみの島田ゆかさん、
メーシーちゃんのルーシー・カズンズさん、
コラージュのすてきなサラ・ファネリ、
温かい色彩のエリック・バトゥーなどなど、
他にも、たくさんの絵本との出会いが。

絵本はまさに、ワンダーランド。
きっと絵本を開くたびに、永遠に続く。
何度も迷いこみたい、不思議な世界。

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Comments

そんなステキなイベントがあったなんて、
知らなかったー残念。
私もマリー・ホール・エッツ好きなんです!
「わたしとあそんで」もすごく好きだけど、
とくに好きなのは「もりのなか」の続編の
「またもりへ」。
モノクロなので、子どもにはどうかな?と
思ったのですが、やっぱりいい絵本は
子どもの心をガシッとつかみますよね。
もちろん大人の心も。
また何か楽しいイベントがあったら、
ぜひおしえてくださいっ!

Posted by: yukke | August 06, 2006 at 02:29 PM

うわぁ〜そんな素敵なイベントがあったんですね!!
私も行きたかったなぁ☆
酒井駒子さん、大・大・大好きです。
あの儚げな絵、ぜひ原画で見てみたい!
荒井良二さんもいいですよね!
ガブリエル・バンサンさんは、以前ららん♪さんに
原画展やってるのを教えて貰って行って、感激しました。
あんなにも、表情を、感情を持った線。
生々しくて、強くて、優しくて…。
絵の力のすごさに圧倒されました。

私もまた何かおすすめイベントあったら教えて下さ〜い^^

Posted by: yumi | August 06, 2006 at 11:05 PM

☆yukkeさん
あー、てっきりそちらにも
三越のチラシが入っているかと思って
お知らせしてませんでした。残念!!

『もりのなか』の原画はありましたよー。
もう、ぞくっとするくらい、深い深い世界。
出版当時、やはりモノクロだけというので、
こども向けじゃないなどと言われたそうですが
やはりこどもも、いいものは分かるんですよね。
『またもりへ』は未読なので、
今度図書館で探してみますね~。

よーし。これから、絵本関係のイベントは
お互いに情報交換しましょうね♪

Posted by: 小野伊都子(yukkeさんへ) | August 07, 2006 at 11:18 PM

☆yumiちゃん
すっごくいいイベントだったのに、
あまり宣伝されてなくて、残念!!
今度この手のイベントがあるときには、
ぜひyukkeさん&こなつちゃんもいっしょに!!

ららん♪ちゃんも、絵本好きだものね。
ガブリエル・バンサンの絵は、ずっと見ていたい
衝動に駆られたよ。惹きつけられる。

酒井駒子さん、やっぱりいいよね。
ひとつひとつの絵に、「その先」があるの。
こんな風に描けたら…こんな風に語れたら…と
ため息をつきながら、原画を見つめてきたよ。
また、来てくれるといいなー。
こまめに、情報チェックしておくね☆

Posted by: 小野伊都子(yumiちゃんへ) | August 07, 2006 at 11:29 PM

**残暑お見舞い申し上げます**

おひさしぶりです♪
毎日暑いですねー。
絵本展、最近は本屋さんの絵本スペースが小さくなってしまっているので、こういう催しは嬉しいですね!

「ちいさいおうち」の原画ですか☆
見てみたかったな♪
私も大好きな一冊です。

他の本もよく見かけるのでロングセラー候補かな。
自分の好きな絵本は、とにかく末永く読み継がれていってもらいたいな♪


Posted by: kinako-cat | August 15, 2006 at 11:16 PM

☆kinako-catさん
こちらこそ、ご無沙汰していました☆
暑い日が続きますが、楽しい夏、
過ごされていますか?

「ちいさいおうち」の原画、
よかったですよ~。時代を感じさせません。
やっぱり、いいものはいつまでも、
いいのですよね~。実感しました。

ほんとうに、読み継がれていくことが
たいせつなんでしょうね。それはきっと、
音楽や映画も同じで、いいものをきちんと
受け止められる感性を育てたいものです☆

Posted by: IZU1969(kinako-catさんへ) | August 16, 2006 at 03:33 PM

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Tracked on August 06, 2006 at 05:42 PM

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