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October 31, 2007

091:命(小野伊都子)

しなやかな命であろう 衣擦れを少しは残すくらいに強く

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090:質問(小野伊都子)

そのへんでやめてください 質問はあとから歌で答えますから

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089:こころ(小野伊都子)

こころにもないことを言うあなたなど見たくなかった つぶやいてみる

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088:暗(小野伊都子)

この森のどこかに小さな暗室を建ててあなたの日々を焼きたい

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087:テープ(小野伊都子)

見えないと思って貼ったセロテープ今は変色してしまってる

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086:石(小野伊都子)

集めてるハートの石の100個目はきみにあげてもいいとも思う

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085:きざし(小野伊都子)

しあわせのきざしだなんて思わない 四つ葉は見つけてほしかっただけ

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084:退屈(小野伊都子)

退屈はぬるい ぬるいはスープ スープは白い 白いはあのひとのシャツ

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083:筒(小野伊都子)

さっきみた夢で届いた封筒を探しています きっとだいじだ

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082:サイレン(小野伊都子)

サイレンを鳴らしてください 恋愛はいつでも緊急事態なのです

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081:露(小野伊都子)

空地には紫露草咲いていて風と明日を相談してる

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080:富士(小野伊都子)

富士急へ連れていくって言ったのは原寸大のガンダムのため?

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079:塔(小野伊都子)

テレビ塔てっぺんまでは階段で歩いていこうと約束したのに

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078:経(小野伊都子)

一枚のCDからも経済が見えると教授はにこやかなまま

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077:写真(小野伊都子)

電波さえ届かない場所にいるきみに空の写真を添付しておく

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076:まぶた(小野伊都子)

柔らかなまぶたをなぞる これ以上悲しい涙が生まれないよう

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075:鳥(小野伊都子)

横たわるあなたは鳥のようでした 明日ついばむ実はもうなくて

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074:英語(小野伊都子)

英語だと恥ずかしくないいくつかの言葉 たとえば“幸運を祈る”

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073:像(小野伊都子)再投稿

泣きそうになったら想像してごらん かくれんぼするきりんと小鳥

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072:リモコン(小野伊都子)

リモコンの入れると切るは同じとこ押すんだ 生きることと似ている

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071:鉄(小野伊都子)

鉄分が足りない朝のグラノーラ 豆乳だけは切らしています

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070:神(小野伊都子)

捨てる神だけではないと教えてよ 拾うとなじる人もいるけど

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069:卒業(小野伊都子)

卒業はしません 植草甚一の全集すべて読み終えるまで

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068:杉(小野伊都子)

ワセリンを休み時間に擦りこんで杉本さんの午後がはじまる

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067:夕立(小野伊都子)

許さずにいることだったら簡単だ 夕立のあと傘をたたんで

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066:切(小野伊都子)

うつくしい切り口のため切るたびにふきんで拭っていくとよいでしょう

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065:大阪(小野伊都子)

「二度漬けはお断り」大阪にある串カツ屋にて人生を知る

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064:ピアノ(小野伊都子)

ピアノとのひみつの遊び少しだけJamie Cullumに教えてもらう

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063:浜(小野伊都子)

砂浜をはだしで行くとさみしいとわかってるのにまた靴を脱ぐ

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062:乾杯(小野伊都子)

乾杯はいつものたんぽぽコーヒーで ハンカチの上お花畑だ

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061:論(小野伊都子)

結論をすぐに出さない母さんが二度も温め直すミルクティー

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060:キス(小野伊都子)

欲しいのはゴダール映画の赤いキス 青いペンキで塗りつぶす今

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059:ひらがな(小野伊都子)

ゆっくりとひらがなで書く春の陽をほどいたようなきみへのてがみ

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058:鐘(小野伊都子)

夢ですよ そう告げるため鐘が鳴りまぶたを今日も上げるはじまり

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057:空気(小野伊都子)

十月の空気は甘くシナモンの香りにあなたの森へ踏みこむ

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056:タオル(小野伊都子)

まだ朝のタオルケットのはじっこをつかんだままで昼食をとる

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055:労(小野伊都子)

苦労など知らぬ顔してオムレツの黄色をつつく森茉莉になる

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054:電車(小野伊都子)

いっせいに動く電車の吊り革も私もひとまとめにしないで

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053:爪(小野伊都子)

深爪のわけを聞かずに次に会う約束ばかり気にしてるひと

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052:あこがれ(小野伊都子)

あこがれはヘップバーンの微笑みでサブリナシューズ手に持っていく

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051:宙(小野伊都子)再投稿

ぶらんこの両手を離す 宙にあるからだ・魂・今は自由だ

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050:仮面(小野伊都子)

人数がどんどん増えてそれはもう仮面ライダーショウの有り様

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049:約(小野伊都子)

レモン約50個分のビタミンC飲み干していく週のまんなか

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048:毛糸(小野伊都子)

みずいろの毛糸を伸ばす 夕暮れの橙ちょうちょ結びしていく

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047:没(小野伊都子)

没にした恋文だけでつくる道 ところどころにメープルシュガー

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046:階段(小野伊都子)

階段に座って食べるあんぱんの桜は春を覚えているの

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045:トマト(小野伊都子)

青いままいられないこと知っていてトマトは空を見上げ続ける

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044:寺(小野伊都子)

あの寺の銀杏が黄色くなる頃にお逢いしましょう 変わらぬ笑顔

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October 30, 2007

043:ためいき(小野伊都子)再投稿

ためいきを摂氏で測る犬がいて診断される「これは恋です」

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042:海(小野伊都子)

神様はボートを放つ 僕たちは世界という海たゆたう 歌う

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041:障(小野伊都子)

「差し障りあるなら削除してください」栗鼠から届くどんぐりメール

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040:ボタン(小野伊都子)

そっと置く言葉はボタン電池です はまったとたん動き出す明日

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039:理想(小野伊都子)再投稿

理想的なんて言わない 庭はまだすべての花を咲かせていない

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038:穴(小野伊都子)

秘密基地前の穴なら埋めたからもう合言葉おしえてもいい

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037:片思い(小野伊都子)

片っぽで思うだけなら片思い 隣りあっても合わないピース

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036:湯(小野伊都子)

湯ぶねには今日のかけらが浮かぶので先に入っておいてください

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035:昭和(小野伊都子)

古着屋で昭和歌謡の色をしたワンピース買う 大須は曇り

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034:配(小野伊都子)

テーブルに配り忘れたスプーンを鳴らしてワルツを演奏しましょう

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033:太陽(小野伊都子)

太陽を見るふりをして下じきの隅からきみをのぞいてました

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032:ニュース(小野伊都子)

ニュースでは数字のひとつとなった人 好きだった花ゆれ続けてる

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031:雪(小野伊都子)

清らかな雪の匂いがするひとと銀杏並木を歩いています

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October 26, 2007

030:いたずら(小野伊都子)

許される程度の可愛いいたずらを続けてきみの毎日になる

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029:国(小野伊都子)

あのひとの話が遠い外国の言葉に聞こえて離れていく手

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028:カーテン(小野伊都子)

視聴覚室 カーテンはぶあつくて誰にも見えてないからいいよ

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027:給(小野伊都子)

給食のじかんに流れたスピッツがきみと私のはじまりでした

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026:地図(小野伊都子)

地図でしか知らない場所に行く 地図でさえ見られない未来のために

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025:化(小野伊都子)

暗号化される言葉が増えるたびふたりの距離は近くなります

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024:バランス(小野伊都子)

バランスの悪い食事とおんなじだ きみを偏食してばかりいる

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023:誰(小野伊都子)

もう誰も相手にしない公園の遊具でふたりはしゃぎませんか

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022:記号(小野伊都子)

キャラメルをあなたの前でばらまいて恋の記号を拾ってもらう

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021:競(小野伊都子)

背伸びして見えない花と背競べ 私はちゃんと咲けそうですか

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020:メトロ(小野伊都子)

きみが好き メトロポリタン美術館たったそれだけ展示しておく

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019:男(小野伊都子)

男子校時代のあなたを知っている篠原くんにやきもちを焼く

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October 16, 2007

018:酸(小野伊都子)

弱酸性みたいなふりして本当はきみは多大な副作用あり

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017:玉ねぎ(小野伊都子)

玉ねぎを切らした八百屋みたいだとあなたのいない部屋で思った

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016:吹(小野伊都子)

風の吹く日のしゃぼん玉 きみのことどれだけ好きか数えてみよう

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015:一緒(小野伊都子)

待っていたわけじゃないのに虹が出て知らない人と一緒に見てた

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014:温(小野伊都子)

温かいスープをすする音だけでなぜこんなにもうれしいんだろう

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013:スポーツ(小野伊都子)

でも恋はスポーツなんかじゃありません 勝負はつかないものなんだから

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012:赤(小野伊都子)

ゴーギャンの赤にゆっくり溶けていく 夕陽の中をきみと歩いた

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011:すきま(小野伊都子)

すきまから無理やり出てきた猫を見て好きと伝えた日を思いだす

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010:握(小野伊都子)

ちょうちょでもつかまえるような手つきしてあなたがそっと握るおにぎり

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009:週末(小野伊都子)

週末のホットケーキはぶあつくて会えないこともちょっと許せる

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008:種(小野伊都子)

27種類の私がおりますがあなたと会うのは5番目でしょう

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