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May 20, 2009

フェリシモ文学賞。

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ある日

私の手元に

届いた封書。

それはとても、突然で。

「品名・荷姿」を見て、驚く。

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入っていたのは、

一冊のすてきな装丁の本。

「ゆれる」という本。

それは、応募していた

フェリシモ文学賞の入賞作品集。

第12回になるこの文学賞への投稿は

もう、3回目になる。

今回のお題は「ゆれる」。

なかなか書きだせずに、

半ばあきらめかけていたのだけれど

締切の9月30日になって

ふつふつと湧いてくるものがあって

必死で形にしていった。

「もう間に合わないかも」と

弱気になっていた私を励ましたのは、ヒナ。

当時小学3年生だった長女に

「えー、だいじょうぶだよ。がんばって!」

なんて諭されて、必死に直して印刷。

そして、封筒に宛名を書き、切手を貼って

ヒナに自転車でポストまで投函してもらった。

帰ってきたヒナにお礼を言いながら、

書ききることができた。出すことができた。

そんな達成感でいっぱいだったことを覚えている。

*  *  *  *  *  *  *  *

年明けに連絡がなかったので

入賞はあきらめていた。

なのに、思いがけず連絡があって

作品集に掲載してもらうことに。

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こんなすてきなイラストを

添えてもらって

自分の書いたものが、本に載っている。

とてもとても不思議で、くすぐったい。

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原稿用紙5枚分の

その小説のタイトルは

「赤い電車は歌い出す」。

私自身が大学時代に通学で毎日乗っていた

赤い名鉄電車のことを思い出しながら書いた。

そして、くるりの赤い電車へのオマージュも。

大賞、優秀賞の方はもちろん、

ぎゅっと日々の思いがこめられた小説たちは

とてもまぶしくて、深いものばかり。

「ゆれる」というお題に合わせて

揺れる女心や、故郷への思い、UFO襲来まで

様々に描かれた世界が、30も集まっている。

そのひとつに加えてもらえたことで

「ゆれる」気持ちが、逆におさまっているのに気づく。

こんな風に、書くことでしあわせになれたのも

応援してくれたこどもたちや夫、

そして、たくさんのひとたちのおかげ。

これでまたしばらく、書き続けていけそうです。

*  *  *  *  *  *  *  *

発売は、6月の予定です。

もし本屋さんで見かけたら、

ぱらぱら覗いてやってくださいね。

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