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September 17, 2009

Put Your Records On

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いつの日も

あなたに○や×などを

つけることなく

見守っている

いつのまにか、9月。

世界につながっていることを思い出すような空だ。

空の青さが、変わった。

もう、夏の群青色ではなくて

露草のような色になっている。

保育園では運動会の練習がはじまっていて

毎日こどもたちが大騒ぎで取り組んでいる。

コトは、鉄棒が苦手。

そして、のぼり棒も。

今年は年長さんになって

運動会ではさかあがりとなわとび、

跳び箱とのぼり棒に挑戦する。

ずっとできなくて悩んでいたさかあがりは、

「一回だけできたよ」と

昨日のお迎えの時に照れくさそうに教えてくれた。

毎日毎日、朝からお迎えの時間まで

鉄棒にはりついて練習していたことも

その小さな手のひらにできたいくつかの豆のことも

知っているから、なおさらうれしくていっしょに喜んだ。

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少しだけ離れて

そっと見てるから

勇気をだして咲いてごらんよ

でも今朝、運動会用の鉄棒が置かれ

のぼり棒が設置されているのを見たとたん

コトの顔がみるみる曇っていった。

「できるようにならなくちゃいけない」

というプレッシャーに押しつぶされそうで。

とうとう泣いてしまったコトを抱きしめて

背中をさすりながら、私はこどもの頃を思い出した。

鉄棒はできたけれど、ずっとずっと泳げなかった。

毎年夏になると中耳炎になっていたせいもあって

プールに入るのが怖かった。

水に浸かるのが怖かった。

つま先立ちでプールの床を蹴って進むけれど

背が低いから、足がつかない場所へ行くと

溺れそうになって、顔がひきつる。

プールなんてなければいいのに。

そんな風に思ってしまうくらい、嫌いだった。

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だいじょうぶ

あなたの中の小鳥なら

私の腕で休んでいます

この世界には 

ふたつの種類のことがある。

できなければ困ること

できると楽しいこと

あの頃の私は、

水の中にいる楽しみを

まったく知らなかった。

潜ったときに見える、空気の粒や

ぼやんと歪んだ不思議な世界。

水面から見上げる、おひさまの光。

それに気づいたのは、ずっと後のこと。

コトにとってのさかあがりも、同じかもしれない。

さかあがりは

できなければ困ることじゃなくて

できると楽しいことだ。

あの世界をくるんとひっくり返したような

どこかに身体を忘れたようjな

不思議な感じを知ってほしい。

ただ、それだけだ。

ぶらんこだって なわとびだってそう。

世界はいろいろな遊びがいっぱいで

どんなことで遊ぶか迷ってしまうけれど

自分の身体でしか味わえないあの感じを

いくつも持っていると、楽しいから。

でも、たくさんあればいいというものでもない。

自分だけの世界をつくることが大切だから。

Corinne Bailey Rae

Put Your Records Onという曲がある。

この歌のように、あなたはあなたのままでいい。

そのまま、自分らしく進んでいってと伝えたい。

できないことがたくさんあっても

あなたはあなた。

できたら楽しいことを見つけて

どんどん歩いていってほしい。

何度も転ぶから、遠くへ行けるんだから。

秋の空は、そう教えてくれている。

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