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March 27, 2011

【万朶(ばんだ):はじまり】

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2011年3月11日14時46分。

東北地方・関東地方に大きな被害をもたらした

東日本大震災が起きてしまいました。

マグニチュード9.0という想像を絶する震度に

名古屋の自宅で10階にいた私も、震度4とはいえ

長く大きな揺れに見舞われ、次女と次男を抱えて

安全な寝室に逃げ込み、息をひそめていました。

そして、徐々に明らかになっていく被害の大きさに

衝撃を受け、呆然として、涙を流す日々。

私に何ができるのだろう。何かしたい。しなければ。

募金をしたり、twitterで安否情報などを拡散したり

できることを求めて、手探りで歩き続けていたとき。

「今こそ、言葉の出番じゃないかな」と思ったのです。

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日本中から、世界中から届く励ましの言葉は

深い悲しみの中にいるひとたちに、光を与えられる。

でもそれは、テレビやインターネットができるところ、できるひとには届くけれど

そうではないひとたちには、届いていない。届かない。

手書きで、心をこめた言葉を直に届けることこそ、たいせつ。

様々な媒体での応援・支援メッセージを見て、そう感じたのです。

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ふと思いついたのは、桜の花びらをかたどった紙に

ひとつずつメッセージを書いて、それをひとつの大きな樹にすること。

まだ寒さの厳しい被災地に、ひと足早く春を届けたい。

目に見える形で、何度も見ることのできる形で

みんなの応援する気持ちを届けたい。

そんな風に思いを強くしていったのです。

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でも、本当に言葉を届けることで、喜んでもらえるのだろうか。

そんなことで、励ましになるのだろうか。しばらく悩み続けてもいて。

そんなとき、NHKのニュースであるひとの言葉を聴きました。

NPO法人地球のステージの桑山紀彦医師。

宮城県名取市で精神科医を開業していた桑山医師は

被災後、地元の人たちの心のケアを行いながら

全国各地で公演活動も続けていました。

被災地から岐阜や愛知に来てまで伝えたかったのは、

物資や金銭的な援助ももちろん必要だけど、

励ましの言葉がいかに嬉しいかということ。

取り残されていると感じてしまう怖さ、

忘れられてしまったのではないかという想いを、

見知らぬ人のたった一言が救うということ。

「だから、メッセージを送り続けてください」

その言葉に、私自身が励まされて、動くことを決めたのです。

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お知らせ

言葉の花にみんなの想いを託して贈るこの活動を

「万朶」と名付け、スタートします。

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この活動は、ずっとずっと続けていくものです。

今は桜の花ですが、季節に合わせて

若葉やひまわりなどと、形を変えていくことになると思います。

まずは、その一歩を今日から。

みなさん、よろしくお願いします。

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2004年10月23日に発生した新潟県中越大震災のとき、

私はこんなことを考え、こんな詩を書きました。

「あるひ ここから」 

そして、2007年7月16日に再び同じ中越地方で発生した

新潟県中越沖地震のときには、こんな詩が生まれました。

「あるひ とつぜん」

この言葉たちも、できれば届けたいと思っています。

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