August 17, 2006

誇りと自由をブローチに。

お縫い子テルミー
栗田 有起著
集英社 (2006.6)
通常24時間以内に発送します。


人生は、一枚の布みたいだ。

いつのまにか目の前に広げられていて、
でも、形にはなっていない。

その手触りを確かめていくうちに、気付く。
自分のサイズが分からなくては、
どんな形にするかも分からない。

ものさしは、自分の中にしかないから、
あてずっぽうに測るしかない。
そして、鋏で切っていく。

切るのには、とても勇気がいる。
だって、失敗したら、ぴったりの服ができないから。

でも、テルミーは違う。
迷うことなく、すぱっと人生を切って、縫いあげていく。
一針一針、魂をこめて。

恋をしているから。
そして、ひとりで生きていくことを決めたから。

お縫い子として、仕立てていくのは、その人の生き方。
ひとつの恋とさよならする時、
テルミーは初めて、自分の人生を縫い始める。
パッチワークの暮らしじゃなくて、
自分だけの布でつくる、未来。

それは、世界にたったひとつしかない、テルミーだけの服。
誇りと自由をブローチみたいに心に留めて、
テルミーは歩いていく。

私も、思いきって鋏を持とう。
針を持って、一針一針縫っていこう。
自分だけの服を纏って、歩きだすために。

指を傷だらけにしながら。
何度も、縫い直しながら。
テルミーみたいに、青空を見上げて。
ガウチョの歌を口ずさみながら。

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August 05, 2006

夏本。

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7月のはじめ。
久々に行った本屋さんで、驚いた。

今年の夏の集英社文庫「ナツイチ」は、
蒼井優ちゃんがキャラクターで
しかも、イラストはカレル・チャペック紅茶店
あの山田詩子さんのみつばちバジー!!!!!

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さらに、ナツイチの文庫を購入するごとに
その場で、バジーのイラスト(6種類)や
蒼井優ちゃんの写真(2種類)、
『ハチミツとクローバー』のイラスト(2種類)入りの
オリジナルブックマークがもらえる!!


さっそく、まだ並び始めたばかりの文庫本の中から
『お縫い子テルミー』を手にして、レジへ。

お縫い子テルミー
栗田 有起著
集英社 (2006.6)
通常24時間以内に発送します。

会計を終えて、店員さんから本を受け取るけれど
「ありがとうございました」でおしまい。
あれ?ブックマークは?

「あのー、ブックマークがもらえるって
 ここに書いてあったんですけど……」と
思いきって聞いてみると、店員さんは
「少々お待ちください」って、奥へ走っていった。

「お待たせしました!こちらですね。どうぞ」
しばらくして、バジーのイラストの箱を、差し出された。
おみくじみたいになっていて、中にどれが入ってるか
分からないのも楽しい。わくわくするぞ。


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うちに帰ってから見てみると、
「吉
 いつもより知的な 印象に見られる日。
 人が多い場所で ミステリーの本を読むと
 さらに運気がアップするよ          」
という占いの袋に、浮き輪でくつろぐバジーが。

その後も、何冊かナツイチを購入しては、
ブックマークを手に入れるのが楽しみ。
この間は、ハチクロのもGetした。

ナツイチサイトには、本の紹介はもちろん
蒼井優ちゃんのショートムービーや
蒼井優×石田衣良のスペシャル対談、
バジーのブックカバーやマウスポインターも。
いろんな意味で、満足。

もちろん、夏の文庫本といえば、
新潮文庫も忘れちゃいけない。
なんといっても、私の本棚で新潮文庫は
ずっと占有率1位をキープし続けているのだし。

新潮文庫の100冊のサイトには、
自分専用の本棚がつくれて
読んだ本、読みたい本が並べられる。

いつも、100冊のカタログ片手に
読んだ本にチェックを入れている私には
ぴったりの機能で、なんだかうれしい。
しかも、こっそりお隣さんの本棚も覗けたりする。

2冊読めばもらえるYonda?くんグッズも、
大好きな100%ORANGEバージョンだから
これもまた、すっごく楽しみ!!
Yonda?くんグッズは、
毎年、手に入れてはにやにやしてる。

夏にしか読めない本たち。
アイスティーといっしょに、味わいたい。

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February 06, 2006

『ショコラちゃんのスキーだいすき』

ショコラちゃんのスキーだいすき
中川 ひろたかぶん / はた こうしろうえ
講談社 (2005.11)
通常24時間以内に発送します。

先週の金曜日、無事に保育園での“鬼の日”をすませた
ヒナ&コトと家に戻ってくると、郵便受けに大きなメール便の封筒が。

差出元は、講談社幼児出版部。
「あ、ひょっとして!!」と叫ぶと、ヒナが「なになに?」と不思議そう。
急いでエレベーターに乗り、家までたどりついて、包みを開ける。

すると中からは、ヒナもコトも、そして私もだーいすきな絵本、
「ショコラちゃん」シリーズの最新刊『ショコラちゃんのスキーだいすき』が!!

すっかり忘れていたけど、いつも読んでいる「絵本通信メールマガジン」は、
新刊絵本の情報やプレゼントもあって、この絵本が発売される前に
何の気なしに、プレゼントに応募していたんだった!!すっごくうれしい♪♪

さっそく、寝る前にこどもたちと読んでみると、なんと見開きのところにサインが!!

左のサインは、絵本作家としてだけじゃなくて、「世界中のこどもたちが」などの、
こどもの歌をつくるひととしても知られている、中川ひろたかさん!!

そして、その横には、私の大のお気に入りの絵本画家・デザイナー・イラストレーターの
はた こうしろうさんのサインと、ショコラちゃんの可愛い相棒・犬のバニラの手描きの絵が!!

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感動しながら、読んでいくと、いつもながら何でもできちゃうショコラちゃんが
とっても楽しそうに、スキー場で遊んでいて、わくわくしてしまう。
リフトに乗って、頂上から滑ってくると、ともだちのプリンちゃんがやってきて、
いっしょに滑ることになるんだけど、ふたりの後ろからは、巨大な雪の玉が!!
どうなる、ショコラちゃん&プリンちゃん!?そして、行方不明のバニラはどこに!?

もう、楽しすぎて、何度も何度も見返してしまうくらい。
寒い寒い冬の日には、こんな風に冬を楽しんじゃう絵本がぴったり。

ショコラちゃんたちの冬の一日、
こちら から、ちょっとのぞいてみて!!

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January 31, 2006

スプーンひとさじ。

365日のスプーン
おーなり 由子著
大和書房 (2005.12)
通常24時間以内に発送します。

きのう、久しぶりに本屋さんに寄った。

本屋さんでの出逢いはいつも、恋みたいで
その瞬間に、はっとひとめぼれしていたり、
何度も手にとって見ているうちに、手放せなくなったり。

こうして、きのうも、私は恋に落ちた。

大好きな、おーなり由子さんの『365日のスプーン』

最初は、帯が上に上がっていて、著者名が見えなかったのに、
なぜかとても惹かれて、ぱらぱらっとページをめくってみた。

そうしたら、「○月◎日」という日付と共に、
ドロップみたいなことばが、心の中にころんと入ってきた。

たとえば、今日。

「1月31日
 
 ずっと迷っていることの
 決心をする。

 自分の奥から聞えてくる声に
 勇気を持って したがう。   」

やさしく、なつかしい色のことばを
心の中で転がしているうちに、溶け出してくる魔法。

それは、きすきすした薄荷のような気持ちも、
とろとろしたバターのような迷いも、みんな変えていく。

メリー・ポピンズが、スプーンひとさじの魔法で
苦い薬を、おいしく変えてしまったように、
こんな小さなひとさじで、毎日はすてきになる。

きのうも、きょうも、あしたも。
どんな色に塗るのかは、自分で決められる。

そう教えてくれたこの本と共に、今日もスプーンを手に取ろう。
スプーンひとさじのことばを、味わおう。だいすきなひとたちと、いっしょに。

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August 13, 2005

ブック・バトン。

☆恋をするあたしが恋をする本を探しにいこう あの本屋まで(小野伊都子)

やさしくてやわらかい短歌を詠まれるややさん(=みあさん)より、
ブック・バトンが回ってきました。

すごーくうれしかったのですが、
何せ「本と映画と音楽がないと生きていけない!!」
ずいぶん前から豪語していた私だけに、
本に対する思い入れが強すぎて、記事がまとまらなくて。

そして、ちょっと夏風邪などで調子が悪くて、
パソコンを開く時間がなかったので
トラックバックしてもらったのは、かなり前なのに
すごく遅くなってしまって、すみません!!

+++++++++++++++++++++++++++++++++++

☆一ヶ月の読書数

通勤で読む本が、約3冊。
自宅で読む本が、約3冊。
そして、こどもたちといっしょに読む本は、
うーん……15冊くらい?(+紙芝居2冊)
合計、21~22冊というところかな。

2週間ごとに図書館に通っているので、
絵本はとにかく、たくさーん読む。
そして実は自宅にも、300冊くらいの絵本が。
いつか、こども文庫を開くのが夢!!

☆今読んでいる最中の本

北村薫さんの『詩歌の待ち伏せ 上 』(文藝春秋)

ずっと読みたかったものの、なかなか巡りあえなかった本。
先日、図書館の“詩歌コーナー”にて、ふと出逢って
ようやく手に取れた本で、通勤時間に読み進めてます。

北村さんの『月の砂漠をさばさばと』『朝霧』とかは
もともと大好きで、『スキップ』『ターン』『リセット』三部作も
しっかり読んでいるけれど、この本はまた、別格。
読みやすい言葉で深く届く北村さんだからこそ、
伝えられる詩歌の魅力が、とことん詰まっています。


☆最後に買った本 

ブローチ
ブローチ
posted with 簡単リンクくん at 2005. 8.12
渡邉 良重絵 / 内田 也哉子文
リトルモア (2004.12)
通常2・3日以内に発送します。

 ある冊子で見かけて、ひとめぼれした本。
 心の中で、いつまでもきらりと光り続けている
 ブローチのように、絵が、言葉が、その手触りが
 本を開いたとたんに、ずっと愛おしく自分の中にある。
 そんな本です。

 渡邊さんの絵も、也哉子さんの言葉も、
 はらりと散る花びらのような、鳥のはばたきのような
 木陰に吹き抜ける風のような、光を放つ三日月のような
 ひみつにしておきたいくらい、うつくしい力を持っていて。
 そっと触れないと、壊れてしまいそうな世界。

 それは、酒井駒子さんの 

金曜日の砂糖ちゃん
酒井 駒子〔作〕
偕成社 (2003.10)
通常24時間以内に発送します。

 以来かもしれない。

☆よく読む、または思い入れのある本5冊

これは、本当に困った。でも、今のところの5冊ということで。

 1.

ナイン・ストーリーズ
サリンジャー〔著〕 / 野崎 孝訳
新潮社 (1992)
通常2??3日以内に発送します。

 これは、ある時期に私のアスピリン代わりだった本。
 いつも鞄に入れて歩いては、ぼろぼろになるまで、何度も読んだ。
 サリンジャーが大好きになって、ほとんどの作品は読んだけれど、
 やっぱり、これだけは特別。文庫本だということも、大切。手のひらに収まるから。

 2.『こうばしい日々』江國香織(新潮文庫)

 ある日、手元に届いた小包には、きらきらした言葉に満ちた
 こうばしい物語が入っていて、読み始めたらもう、江國さんの虜に。
 『きらきらひかる』『流しの下の骨』『神様のボート』など、彼女の書く物語は
 ことごとく私を夢中にさせてくれるけれど、童話でデビューした彼女らしく
 児童文学とも呼べるような、この初期の作品がお気に入り。
 夏休みには、必ず読み返したくなる(冬には、『ぼくの小鳥ちゃん』を)。

 3.『これもすべて同じ一日』銀色夏生(角川文庫)

 ダーリンの誕生日に、私が贈った本。
 ワインのミニボトルといっしょに、この本を贈ったことで、
 つきあうきっかけになって、今ここにいる。そういうこと。

 4.『グレープフルーツ・ジュース』オノ・ヨーコ 著 南風椎 訳
 
 これは反対に、ダーリンから誕生日にもらった本。
 はじめて読んだときの衝撃が、ずっと続いて
 心の中で、心地よい波紋になっていく本。
 大好きなJohn Lennonの『IMAGINE』を生んだ本。

 流されそうになったとき。投げ出しそうなとき。
 この本を開くと、背筋が伸びて、空が、世界が、
 そして、自分が近くなってくる。私のバイブル。

 5.『おばあさんのすぷーん』神沢利子 作 富山妙子 絵
   (福音館書店・こどものとも傑作集)

 最後は、私の本好きのルーツともいうべき、絵本を。
 あまり知られていない作品だと思うけれど、実はこれ、
 私が2~3歳の頃に、母にしつこく何度も何度も
 「読んで」とねだっていた絵本だったそう。

 幼稚園教諭だった母が持ち帰る「こどものとも」が楽しみで、
 こども用の本棚には、ずらっと「こどものとも」シリーズが並び
 いつでも、どれだけでも、好きなように読めるようになっていた。
 でも、母や父に読んでもらう本は、また違うもの。
 膝の上で、体温を感じながら聞いた物語は、私の中に住み着いている。

 あるとき、カイが保育園の貸し出し絵本で
 「いいもの、借りてきたよ~」と、にっこり笑って見せてくれたのが、
 この『おばあさんのすぷーん』だった。私の思い出の本だと、知っていたのだ。

 うれしくてうれしくて、何度もこどもたちといっしょに読んだ。 
 ふたりと共有していた時間ごと、よみがえってきた。
 これが、『うさこちゃん』や『ぐりとぐら』と共に、
 私の根っこにある、一冊のたいせつな絵本。

☆バトンを渡す相手3人の名前

 ☆photo cafeのyumiちゃん。

 一冊の本より雄弁な写真を撮るyumiちゃん。
不思議と好みが似ている彼女の、本への想いを聞きたいな。

 ☆海の’s ごぎょうかの海の空こさん。

 どこまでも続く空のような、五行歌を詠まれる、海のさん。
 私と同じで辞書を読むのが好きだとおっしゃるので、興味津々。

 ☆今、この星で起こっている素敵なことの小椋庵月ちゃん。

 短歌ともだちの中で、最年少のあづきちゃん。
 きらりと光る輝きを放つ、14歳の感性豊かな本の世界、知りたい!!

みなさん、お時間があって、もし気が向いたら受け取ってくださいね。
(もし、もう回っていたら、ごめんなさい)

+++++++++++++++++++++++++++++++++++

ややさん、本当に遅くなっちゃいましたが、なんとか完成しました。
夏休みのこどもの宿題みたいで、悩んでしまいましたが(しかも、長い!)
すごーく楽しかったです!!ありがとうございました!!

今度は、絵本だけ、歌集だけでリストアップしようかな~、なんて思ったりもして。
もう、考えているだけで、ワクワクしちゃうんですけど、またそのうち。

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